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 片山伯耆流は戦国時代の武将、片山伯耆守久安を始祖とする武術である。  居合、剣術、体術等の総合武術で片山流とも称するが、現在まで伝わるのは居合のみ。  最近になって、書伝を基に失伝した腰廻等を起こしたのが「片山伯耆流柔術」。山口県岩国市のとある道場で数人の門下生が稽古をしている。
2024/04月

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 今月末は益田にて演武会に参加の予定です。

 参加される方はだいぶ仕上がってきているとのことですが、怪我のないよう最後の調整をお願いします。

 普段、稽古に参加されてない方もそろそろ出てきてください。

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 今月の後半は諸事情によりなかなか稽古に参加できませんが、なにもやらないわけにもいかないので、足捌きと木刀での素振りはできるだけ欠かさないように気を付けている今日この頃です。

 足捌きといっても型の足の運びはもちろんですが、普段の歩き方とかもやはり気を付けたいところ。画にまた大股開きで肩をゆすって歩いていたのではどうにもなりません。刀を差して歩くというイメージを持ってできるだけ体をゆらさないような歩き方を意識してみたり。かといってあまりにぎこちない動きになってもいけないので、できるだけ自然に歩いているような感じに。

 素振りについても、庭で振ったり室内で振ったり。室内では天井が低いため振り方を工夫せねばならないのですが、師匠曰く「昔は室内でも斬り合いをしていたのだから室内で刀が振れないといけない」とのことです。まあ、確かにそのとおり。室内だから刀が振れませんというわけにもいかないので、応用ということで。

 屋外で振るときはきちんと振り被って振るのですが、屋内のときは振り被るときと振り下ろすときに注意が必要。また、腰を落としてみたりといろいろ試してみてはいます。

 先日、剣道で8段に昇段した方がとある雑誌で書いていたのですが、稽古に参加する時間がなかなか取れないので毎日1,000本の素振りをする、と。また、見取り稽古も大事だと。やはりできる人はいろいろと工夫をし、基本を大事にしているということでしょうか。


 柔道は日本のお家芸なんて言われているそうですが、今回のオリンピックでは金メダルがありませんでしたね。これをどう評価するのかは人それぞれだと思いますが、スポーツとしてのJUDOでは仕方のないことかもしれません。

 では、武道としての柔道ならば勝てるのかと言うと、おそらく無理です。今の体制では。明らかに嘉納治五郎の追い求めた柔道とはまるっきり別物ですから。JUDOだから勝てなくて柔道なら勝てるっていうのは妄想以外のなにものでもないでしょう。

 なぜなら、かの嘉納治五郎は外国人相手に負けてませんでしたよ。当時はもちろん柔道が世界に広まっていたわけではありませんが、当然、格闘技は存在したわけです。体系的なものがあったかどうかは別としてね。嘉納氏はそういった力自慢を相手にしていたわけですよ。

 何が言いたいのかと言うと、今の日本ではすでに武道としての柔道を捨てているとしか思えないのです。背中が畳に着いたから一本とか横に落ちたから技ありとかそんなことしか考えてないのですから強くなれるわけがありません。きちんと相手を崩してきれいに投げたら一本でしょう。「いいとこいってるけどおしいなあ」ってのが技ありですよ。有効っているんですかね?

 武道的にはきちんと技を決めて相手を制することで「一本」だと思うので、技あり以下ってのはまだ相手が反撃することができるわけです。そんな危険な状態でよしとするのってなにかおかしいでしょう。

 まあ、スポーツであれば、一定のルールがないと優劣を判定することができないので、仕方のないことかもしれませんが、ちきんと判定できる人がいないってのも困りもんです。審判が白黒つけたのに、後ろから物言いが作ってのはちょっとおかしいのでは?なんのために主審、副審含めて3人も審判がいるんですか。それなら相撲のように主審一人でいいですよね。それなら、目が行き届かないところも出てくるわけですから、外から見て物言いを付けるのも分かるんですけど、いちいちビデオを見てまですることでもないと思うんですけど。

 そんなことするよりもきちんと判定のできる審判を用意した方がいいですよ。

 今回の評価として、柔道とJUDOの違いだなんてのもありましたけど、形はともあれ、JUDOの方がどちらかというと本来の形に近いのではにでしょうかね。柔道はきちんと組んでから技を懸けるのに対して、JUDOでは組ませないようにしてます。あれがいけないと言うんですけど、そうじゃないでしょ。組んだときは技をかけるときです。組んでから相手を崩してなんていうのはまさに約束組手ですよ。きちんと形を覚えるにはいいと思うんですけど、試合でも相手が組ませないからおかしいなんて普通言いませんよ。

 柔道は組んで一安心ではないんです。相手との間合いを制して攻撃に転ずるときが「組む時」だと思うのです。組んで技をかけて失敗したらすぐに離れないと。いつまでもぐずぐずと組んでたらだめでしょう。そういう意味でJUDOの方が本来の形に近いと思うわけです。

 確かにきちんと組んだら日本の選手はおそらく世界のどこの選手にも負けないでしょうね。もっともそれも一世代前の選手だと思うんですけど。今の選手はなんだかんだでJUDOになってきてますから、まあ勝てないですよ。もっとも勝ち負けなんかにこだわってる時点で武道としては終わってると思うんですけどね。


 最近は剣道の稽古を見ていて足捌きについて考えるところが多いわけですが、今週は久しぶりに刀を振ったので、少し足捌きを確認してみました。

 両足の踵を浮かせて...というのはひとまず置いておいて、踏み込むときの足の動きを中心に。少しでも速く踏み込むためには足の動きが最小限であること重要なわけですが、それを体現するとほぼすり足で踏み込んでいくようになります。が、一説ではすり足での踏み込みは実戦では不利になることがある、と。

 通常、私たちが稽古をするときは道場で行うわけで、そこは畳敷きであったり板の間であったりするわけです。当然のことながら凹凸があるわけではなく、すり足での足捌きになんの問題もありません。が、野外でとなると、凹凸はもちろんのこと、石ころありぬかるみありと足元が不安定なこと間違いなしです。すり足で踏み込んでたりしたら引っかかってしまいそうです。

 そこで...

 足を上げるのがよいかというとそうでもありません。上げると体が崩れてしまいますから。じゃあどうしたらよいかとなると、「雪上での動き」がヒントになるのではないかと。雪上は滑るしハマるしそれは大変です。その中で常に姿勢を安定させられるような足捌きがよいのではないかと。

 まあ、これはあくまでも私見です。昔の武士たちがそのような動きをしていたかどうかは定かではありませんが...


 剣道の稽古を見学していて先生たちがいつも言う言葉に「後ろ足で蹴って踏み込みなさい」と。この言葉にはいつも疑問といいますか、違和感を感じつつも口を差し挟むわけにもいかないので聞くだけなのですが、後ろ足で蹴って果たして素早い飛び込みができるのかということです。

 剣道の場合、前足、後足のつま先が前を向いて踵が浮いた状態で構えます。この状態から後足を蹴って踏み込んで行くわけですから相当脚力がないと素早い踏み込みができないと思うわけです。実際やってみてもなかなかうまいこと踏み込めないんですが、慣れていないからなのかなと。

 先生方の動きを見ていると素早く踏み込んでいるのですが、やはりこれは鍛錬のたまものなのでしょうか。

 柔術をやっていても同じように踏み込んでいくわけですが、ずいぶんと雰囲気が違うわけで、ここでいつも意識しているのが、「無拍子」というもの。とある漫画では「縮地」なんていってたりしますが、まあ、あのような大げさなものではなくて余計な動きをなくしてまるで一瞬で移動したかのような錯覚を熾すものと言えばいいでしょうか。

 これがうまくいくとゆっくり動いているのにとても素早い動きに見えたりするわけです。剣道で言われるように後足で蹴って素早く飛び込むなんていう脚力を必要とする動きはまあ私のように年を取ってくると非常に難しいわけで、いかに力を使わずに素早く動けるかってことが大事になってきます。

 そこで、無拍子というものを使っていけばと思うのですが、実は剣道の先生方も使っているわけです。でも指導するときには全く違うことを言われているわけです。そこいらに違和感を感じつつ見ているわけですが...


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