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 片山伯耆流は戦国時代の武将、片山伯耆守久安を始祖とする武術である。  居合、剣術、体術等の総合武術で片山流とも称するが、現在まで伝わるのは居合のみ。  最近になって、書伝を基に失伝した腰廻等を起こしたのが「片山伯耆流柔術」。山口県岩国市のとある道場で数人の門下生が稽古をしている。
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 実はここのところ毎週稽古に参加しております。表題のとおり鉄扇の話になるわけですが、なかなか難しいです。鉄扇ですから、いわば鉄の棒で戦ってるようなもんですが、さすがに刀を相手にするとなかなか...

 と、ここ数回、刀を相手にやってて思ったのですが、できることなら逃げたいですね。刀を相手に向かって行くのはやはり怖いですよ。どうしても向かっていかねばならないとしたら...どれだけ思いきって踏み込めるかってとこですか。刀も2尺あまりの刃の中でも「切っ先3寸」と言われる部分で斬りますから、そこの間合いを外せば、まあ大事に至る可能性は減らせるかと。

 そして、突きでなければ手よりも先に刃が来ることはないですから、刀身をできるだけ見ないようにして手に集中。その動きに合わせて体を捌くことができれば刀に対応することも可能かと。

 言葉で書くと簡単そうですけど、実際はかなり難しいですよ。型稽古では刀の動きがあらかじめ予想でき、それに対応する動きも分かっているのでできるわけで、実戦ではどうなるか分からないですからね。だから、できることなら逃げたいわけです。

 武術の稽古をやってながらやたらと「逃げる」ってのはいかがなものかと思われるでしょうけど、別に相手を倒すことが目的ではないですから。やらずに済めばそれでいいわけで、そうもいかないときにどうするかってのが武術ではないかと思うわけです。

 そこで鉄扇に話を戻しますが、1尺足らずの鉄の棒と同じようなもんです。鉄ですから叩かれると痛いです。もちろん骨を砕くことくらいわけないですよ。しかも形が扇子なわけですから、相手もちょいと油断したりするわけです。そこをパシッとやられると...そりゃ痛いですよね。

 今の世はあからさまに武器など持てないわけですが、そんななかで鉄扇ってのは実はけっこう強力な武器になったりするのではないかと。


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