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 片山伯耆流は戦国時代の武将、片山伯耆守久安を始祖とする武術である。  居合、剣術、体術等の総合武術で片山流とも称するが、現在まで伝わるのは居合のみ。  最近になって、書伝を基に失伝した腰廻等を起こしたのが「片山伯耆流柔術」。山口県岩国市のとある道場で数人の門下生が稽古をしている。
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 最近流行りつつあるらしいです。中身をさらりと見てみましたが、なるほどと思えると同時に違和感を感じてしまうのも確かです。そもそも、なんで介護に武術を使おうとするのか?というところが謎です。

 この古武術介護法の根底にあるのは「無理のない力の伝達」にあります。まあ、それをうまく体現しているのが古武術だといえるでしょうか。なにしろ、古武術の基本は1対多数でいかに生き延びるか?ということですからね。

 私が思うに古武術というよりも筋トレの理論を使って話をする方が、分かりやすいのではないかな?と。しかし、古武術とあるのでこちらの話で。

 しかし、この方法もまだ出たばかりで、古武術の理屈で説明しようとしているためか、一般の人にはちょっと理解しにくいのではないかと思うのだ。もちろん、古武術をやっている人には問題なく理解できるものだとは思いますけどね。古武術に限らず、柔道や剣道などを経験していない人にとってはあの動き、分かりにくいです。

 ただ、理論としては介護者の負担を軽減し、要介護者の動きも楽にするという点ではなかなかいいところを突いていると思います。もう少し、現実の介護現場での動きにマッチできればもっと使いやすくなるのではないかなと。ただ、武術でいうところの「表形」、つまり基本だけでは対応しにくいでしょうな。なにしろ、武術においては必ず型どおりの動きになるわけではないですし、相手も小さい人もいれば大きい人もいるわけです。介護の現場においても然りです。

 そうなると、古武術介護法においても、研究が進めば口伝とか奥義とか、いわゆる「応用編」が出てくるようになるんでしょうかね。こういったものはいち早く武道家の手を離れてほしいものです。でないと「○○流介護術」なんてものが出かねませんからね...なんてね。

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