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 片山伯耆流は戦国時代の武将、片山伯耆守久安を始祖とする武術である。  居合、剣術、体術等の総合武術で片山流とも称するが、現在まで伝わるのは居合のみ。  最近になって、書伝を基に失伝した腰廻等を起こしたのが「片山伯耆流柔術」。山口県岩国市のとある道場で数人の門下生が稽古をしている。
2025/04月

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 今年は来週が稽古納めになる予定です。

 急に寒くなってきましたが、最後はみなさんでしめくくりたいですね。忙しいとは思いますが、できるだけ稽古に参加してください。

 来年の予定はまた稽古のときにでも。
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 古流武術においては技には「表」と「裏」というものがある(ようだ)。

 「表」というのはいわゆる基本型。誰もがわりと容易に知ることができる。もちろん、最初は誰もこの「表」の技から教わることになる。

 ところがあるとき、「この技には裏があって...」と言われ、コレコレこうでと教わるものがある。俗に言う「口伝」というヤツだ。

 ここ最近は、この「口伝」の方をやっているようで、昨日もいくつかやってみた。しかし、一応「口伝」なのでモノに書き記すわけにはいかない(のが普通)。だから、「口伝」として伝わっているものが、どれだけ正確に伝えられているかは謎。実際にオリジナルのものを見ることはできないからな。

 しかも、この「口伝」は書き記されると「口伝」ではなくなる。だから、書いてしまったら大事に隠しておかなければね。そこから「秘伝」なんて言葉が生まれたのではないだろうかと思ってしまうのだ。おそらく「口伝」と「秘伝」とは同じもので記録があるかないかの違いではないだろうかと。

 本来、「口伝」のものは稽古により体に染み込ませて覚えるもの。そう考えると、毎日稽古しても足りないくらいだと思うが、今の時代、そこまでできないのも事実。となると、どこまで「口伝」が正確に伝えられていくのか、少々不安ではなある。
 今週は片山伯耆流を数手やってみました。久々にやるとやっぱり細かいところを忘れてたりするもんですね。

 しかし、古流武術っていうものはうまくできてるもんです。究極のところ、一石二鳥どころか三鳥まで狙ってしまおうっていうものまでありますから。

 柔術の基本は「打」「極」「投」になりそうですが、その中でも、「極めて投げる」と言うのが多いですね。この理由は簡単で「自分がやられないようにして有利な位置を得る」ためです。

 例えば、柔道などはまさに「速さ」が命。本来、組み合ってゴソゴソやってる場合じゃありません。「組んでから投げる」ではなく「投げるのに組む」なんです。つまり、「投げる」という動作の中に「組む」という動作は入っているんです。

 どういうことかというと、例えば「背負い投げ」。差し手で相手の襟を取り、引き手で開いての袖を取ったら差し手側の足を踏み込み体を反転させて相手の懐に潜り込んで相手を腰に乗せ投げるということになります。この一連の動作をいかに素早く行うかがこの技の肝になるでしょう。

 組んでモタモタしてたら、蹴りがくるかもしれませんし、頭突きなんかがくるかもしれません。あるいは突きなんかがあるかもしれませんね。

 柔道の試合なんかで組んだままもみ合ってるのを当たり前に見ますが、これは「突き、蹴りはNGですよ」というルールがあるからです。もし、打突がOKなら迂闊に組んだりできませんよね。

 柔術では当然のように打突があります。それどころか、相手は武器を持ってたりするわけですから、まず、相手の動きを封じねばなりません。それが「極」。これがいかに重要なのかは言うまでもないことです。
 演武会が終わったので稽古への参加者もずずいと減りましたが、今回はいわゆる「必殺技」の検証などやってみました。

 「必殺技」と言っても、マンガなどにでてくるような「奥義!なんちゃら拳!!」っていうものではありません。ここ最近、物騒な事件が続いていますから、そういったことに対処できる技はないものかと。

 最近の事件のトレンドは「刃物」。ナイフで切りつけただの刺しただのというケースが増えています。

 そこで、「ナイフで襲われたときに対処するための技」を探してみました。

 まずは、相手が刺してきた場合。

 やはり、基本通り「手裏に逃げる」のがいいようです。そこから出せる技となると...まあ、これはいくつかありますね。

 相手がナイフを振り回したら?

 これは相手の動きを読み切れるかどうかにかかってくるようです。

 そこで、一つ気がついたのですが、我々はある一定の法則が身についてしまっているということです。ナイフの場合、「突き」か「打ち下ろし」を前提に考えてしまうということですね。これは稽古のなかでそういう動きを常に取ってしまうからなのですが、実際、これは実戦に慣れた人の動きであって、一般向けではありません。

 そこで、「一般のケースではどのようにナイフを扱うのか?」を考えてみることに。

 やっぱり、振り回すのが一番多いのではないですかね?その動きにどう対応するか?

 結論から言いますと、ナイフで襲われたら逃げるのが一番ではないかと...
 ずいぶんと間が空きましたが、現在、道場では8月末の演武会のためにけっこうまじめに稽古をしているようです。ちなみに私は今回の演武会、仕事のため参加できません。

 片山伯耆流がメインでその他もやるようなのだが、演武会ではずいぶんやっているので、違うことをやろうと思うとネタがなくなってしまいそうだ。

 なにしろ、演武会でやるとなるとそれなりに見栄えのするものを選ぶわけだが、中には地味な技もあるわけで、採用できる技もそうあるわけではない。

 中には見栄えはするけどやるには危険な技もあり、演武する側の身の安全のために遠慮する技もある。

 どんな技を披露するのかは8月31日(日)東広島で。
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